Cブロックへと向かった紫電・アームズ・ファンタズマ
三人は計画の真実を知ると言われる人物、クリス大佐に会うために
クリス大佐が経営しているという闘技場へと向かう

――――― パイオニア大闘技場 ――――――

「ここか」
クリス大佐か、昔は世話になったからな
今度も力になってくれるといいんだが

闘技場の中に入り受付にクリスの居場所を聞く

受付嬢「クリス様なら只今出かけております、日を改めてお出ましください」

「出かけるって・・・、どこかわかりますか?」

受付嬢「何でも新しい探索ポイントへ向かうとか」

新しい探索ポイント?
リスタの言ったパイオニア計画が正しければ探索などしなくともいいはず
やはり反乱軍は間違っていたのか

アームズ「・・・・」

ファンタズマ「新しい探索ポイントというのは火口です」
      「最近死火山の様子がおかしいそうです」

「死火山か、行けるか?そこへ」

ファンタズマ「はい、紫電さんはAランクハンターですから」
      「ただアームズさんはどうかわかりません」

アームズ「私もAランクハンターの一人だ、元だがな」

ファンタズマの言うとおり火口へのワープポイントから
ラグオルの死火山へと向かう三人

――――― ラグナ死火山 ―――――― 

「ここが死火山・・・」
どうやら入り口はふもとに作られているのか

山頂付近へとワープした三人はふもとへと向かって歩き出す
後ろから近づく気配に気付かずに

死火山には何故か原生生物はおらず意外とあっさり下へと降りれた
っと、その時

カラッ・・

小石の落ちる音・・?
上からか・・

上を見ると大きな岩が勢いよく落ちてくる

「!?」

それを見るやいなやそれを横っ飛びで避ける紫電
他の二人は洞窟の中へ入ってかわす

ゴンッ!!

落ちてきた岩は洞窟の入り口を塞いでしまった

「アームズ!ファンタズマ!!」
どこか・・他に入り口は

他の入り口を探していると上から何かが降りてきた

????「よーし、閉じ込め完了♪中は原生生物だらけだし!任務完了ね」

お、女の子・・・?

なんと上から岩を落とした犯人は小柄なハニュエール
ハニュは「さーて、終わった終わった」という感じで山頂を目指す

「ま、待て!!」

????「!?」

紫電の声に後ろを振り向くハニュ

「お前誰だ!何故俺たちを狙った」

????「えーー!?なんで生きてるの!?」

「・・・」
まったく聞いてない・・・

????「このままじゃヴィクさんに怒られるぅ(汗」

「ヴィクさん!?まさかヴィクセンのことか!!」

????「ぁ・・やっば〜・・・」

「言っちゃった」って顔で紫電から視線をずらす

「やはりヴィクセンの事か!」

????「ばれちゃったら仕方ないわ、私はエルフィ、貴方を殺します!!」

そう言うとエルフィはどこからともなく一振りの刀を取り出す

「やる気か!」

紫電も手持ちの剣、デュランダルを抜く

エルフィ「私の月牙、受けてみる♪」

サクッ!

「っな・・」

一瞬、何が起きたか理解できない紫電
エルフィは一瞬で紫電の胸部を斜めに斬る
しかし装甲が厚いために完全には斬り抜けなかったようだ

エルフィ「硬〜・・・」
    「でも次は仕留めちゃうよ」

膝をつきエルフィの方を見る紫電

「くっ・・」
こいつ・・強い
それに・・あの刀なんて切れ味だ・・・

はたして紫電は勝てるのか
そして閉じ込められたアームズとファンタズマは・・・
ヴィクセンから送り込まれた刺客エルフィに苦戦する紫電
胸部を斬られながらも戦おうとする紫電

紫電「(こいつ相手にはデュランダルじゃ無理か)」

手に持つデュランダルをしまい、背にさげる刀を抜く

エルフィ「・・・あの刀・・・・確か雪月花って言ったっけ」
    「前にユウスケが言ってたよね・・」

紫電「覚悟!!」

過去の記憶に浸っていると素早く間合いを詰められ刀を振られる

キィィィン!!
月牙で雪月花を受け止めるエルフィ

エルフィ「っ・・・(なんて力・・)」

紫電「(こいつ・・俺の雪月花に耐えられるとは・・)」
  「(だが!)」

紫電がさらに力をいれエルフィの体勢を崩す

エルフィ「きゃっ」

体勢を崩され地面に背中から倒れるエルフィ

紫電「もらった!!」

雪月花の切っ先をエルフィに向け突き刺した!!
が、エルフィの姿はそこにはない

紫電「!?」
  「き、消えた・・・」

辺りを見回してもエルフィの姿はどこにもない

逃げた・・?
いや、そんな素振りは見せなかった・・
とりあえずアームズさん達を助けないと

―――― その頃 ――――

エルフィ「ふ〜・・危ない危ない、ごめんね・・しくじっちゃった」

ヴィクセン「いや、構わん、紫電もそれだけ強くなっているということだ」
     「メダンの奴にも連絡を入れた、もうすぐ来るさ」

ユウスケ「それより、なんで撤退命令を?」

ヴィクセン「・・・「奴」を見つけた、召集をかけて「奴」を消す!!」

エルフィ&ユウスケ「!?」

果たして奴とは・・

次回、急展開を迎える・・のか?

〜第9話「進む者 阻む者の使命」〜

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