ついにアレのある場所へ着いた一行は、リアを町に返し
封印を始めようという時、祭壇に座るメダンを見た
そのメダンは以前とは違い、強大な力を得たフォースとなっていた

メダン「覚悟してもらうぞ貴様等」

そういって手にテクニックのオーラを浮かべる

ユウスケ「望むところだ、ヴィクセンのいない今、俺がお前を潰してやる」

メダン「・・何?ヴィクセンがいない?」

手の中のオーラを収めるメダン

メダン「・・・どういうことだ、説明しろ」
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あらすじをメダンに説明する

メダン「・・・ほう?ならもうヴィクセンはこの世にいないと言うのか」

エルフィ「ええ、だから無駄な復讐なんて・・」

ボンッ!!!

エルフィ「うっ・・・」

黒いフォイエがエルフィの腹部にあたる

メダン「ふん、ならばお前等に復讐を果たすのが筋ってものだろうな」

ユウ「よくも!食らえ!」

ユウの手からギバータの冷気がメダンに向かう

メダン「甘い!ギフォイエ!!×2!」

とっさに二つのギフォイエの炎で冷気を打ち消すメダン

メダン「なめるなよ、俺はこれでもSランクのフォースなんだ」
   「並大抵のテクが通用すると思うな」

ユウ「テクニックを同時に!?」
  
メダン「こんなことも出来るぜぇ!」
   「飛ラバータ!ゾンデ!!」

知っての通りラバータは術者を中心に発生する
しかしメダンの飛ラバータは対象者を中心に発生する

ユウ「くっ・・・」
後ろに軽くジャンプして冷気と稲妻をかわすユウ

ユウスケ「ち・・・ならば剣でどうだ!!」

腰からさげる護身用のグラディウスを抜きメダンに斬りかかる

キィィン!

そのグラディウスを腕につける四神盾「玄武」で受け止める

メダン「フン・・その程度の力では俺に触れることすら出来んぞ」

ユウスケ「(こいつ・・・なんだ・・この力・・俺が押されている!?)」

メダン「ふん!!」

盾を振り放つような動作でユウスケを弾き飛ばす
飛ばされたユウスケはユウとエルフィの元まで飛ばされる

ユウ「ユウスケ、大丈夫か」

ユウスケ「ああ、なんとかな・・だがあの力・・一体」

確かに今までの経過からしてメダンには不可解な点が多すぎる
フォースにしてもありえないほどの魔力
そしてハンター以上の力

エルフィ「・・・まさか・・・」

ユウ「? どうしたエルフィ」

エルフィ「まさかメダンは・・・アレの力を使っているんじゃ・・・」

ユウ・ユウスケ「!?」

メダン「・・・よく気付いたものだ、確かにこの力は俺自身のものじゃない」
   「だが、「この力」を手に入れた俺に死角はない、さぁ!どうする!!」

ユウ「ん・・ということはアレはメダンに取り付いてるわけだ」
  「じゃあ別に封印する事もないな・・・」

ユウスケ「それじゃ・・・」

三人でアイコンタクトを取る

三人「・・・撤退!!」

全員でそう叫ぶと一斉に逃げ出した

メダン「・・・・・・!」
   「お、おい!!ちょっと待て!!」

一瞬あっけに取られたメダンは出遅れた
彼等を追ったのはいいものの、そこにはもう彼等の姿はない

メダン「・・・おのれ・・・!」

―――――――――――

一方その頃、町に無理矢理帰されたリアは

・・・なんで・・・・・なんで皆・・・
力をあわせれば、封印だって命を削らずに済んだかもしれないのに

町の中央広場の噴水に腰かけて目に涙を浮かべる

????「あなた・・・どうしたの?」

少し大人っぽい女性の声がリアにかけられる
当然、リアには聞き覚えがない
顔をあげてその女性を見る

「ぁ・・・あなたは?」

声をかけたのはリアよりも少し背が高く
薄く、小さな眼鏡をかけたレイマール

ファース「私はファース、用事があって噴水まで来たんだけど・・・
     貴方が泣いてたみたいだから」

「な・・泣いてなんか・・・」

ファース「そう?ならいいけど・・・」

・・・・
その後数分二人の間に沈黙

「あ・・・あの・・」

ファース「?」

「用事って・・・?」

ファース「あぁ、用事というほどでもないが・・ある人を待っていてね・・」

ある人・・?もしかして彼氏?

ファース「貴方こそどうしてここに?」

・・・まだこの人を信用したわけじゃないし・・・・・
どうしよう・・・
「・・・私は・・いえ、私も人を待ってたんです・・」

ファース「ふ〜ん・・・そう・・・」

再び沈黙・・・
普段リアが黙り込むのは珍しい
あの性格から静かになるというのは希(まれ)なのだ

そんな沈黙が続くかと思われたその時

????「ファース」

突然後ろから声をかけられるファース
ファースが後ろを振り返るとそこに居たのは黒いフォーマー

ファース「・・・トラキチ」

ト・・トラキチ・・
なんか日本っぽい名前・・・(関係無

トラキチ「待たせたなファース。 で?この女はなんだ?」

ファース「彼女は・・・?」
    「そういえば名前は?」

「私はリアと言います」
言ってなかったんだ・・(汗

トラキチ「リアか、俺はトラキチ 見ての通りフォーマーだ」
    「まぁ、よろしく」

「よ・・よろしく」
なんか・・某映画を思わせるような格好してる
確か〇リー・〇ッ〇ーとか・・
そういえば今ごろどうしてるんだろう・・ユウさん達・・
もう・・会えないのかな・・


作者「さぁどうでしょうwリアは果たして彼等に再び会う事はできるのか」
  「そしてファース君と虎君登場w今後出番はあるのか!(特に虎」
  「次回に続くw」

〜七話「あるはずのない出会い」〜

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