リスタを殺された怒りから
ユウ・トモ・シン・アームズ・紫電の五人は
リスタを殺し張本人ヴィクセンと対峙する

ヴィクセン「貴様等!自分達がどんな奴に加勢していたのか知っているのか!!」

シン「何だと!?」

ヴィクセン「リスタという男はな!反乱軍の名目を盾にこのラグオルを手に入れようとしているのだ!」
     「間違った移住計画をお前等に教えたのもあいつだ」

ユウ「黙れ!!リスタ様がそんなことをするはずがない!!」
  「食らえぇ!!」

そう怒鳴ったユウは手からギゾンデを飛ばす

キィンッ!
手にはめている爪で稲妻を弾く

トモ「なっ!?ユウの得意魔法を・・」

ヴィクセン「・・・」

ボグッ!!
一瞬にしてユウ・トモ・シンの三人の腹部を殴り
行動不能に追い込む

アームズ「みんな!」

ヴィクセン「紫電、アームズ、お前等ならわかるだろう、リスタの野望が!」

「黙れ!たとえわかっていても、俺はお前を許さん!!」

リスタを殺され、仲間がやられた怒り
それは時に自分の限界を超える
・・・・・はず
――――――――――――
恒例のごとくw紫電は気を失った
気付けばそこはベッドの上

ん・・・う・・・
「っ!」

辺りを見回すとそこには見慣れたような風景
パイオニア2に完備されている部屋の一つだった

ここは・・・俺は確かラグオルで・・・
・・っ!!!

腹部に激痛を感じ見てみれば包帯が巻かれている

・・・!
そうか、俺は確かヴィクセンに挑んで・・・
・・・・・
なら何故生きている・・・
ユウさんやトモさん、シンさんにアームズさんは!?
一体・・・

そんな事を思ってるとドアを開けて誰かが入ってくる
黒いヒューキャスト、ヴィクセンだ

ヴィクセン・・・!!

ヴィクセン「目がさめたか。どうだ?気分は」

「何故だ!何故俺を殺さなかった!みんなはどこだ!!」

ヴィクセン「・・・そんなぶしつけに質問されてもな
      あいつらなら無事だ、今メディカルセンターでゆっくり寝てる頃だ」

メディカルセンター、ってことはやはりパイオニア2か
しかし何故だ・・・何故こいつは俺を殺さなかった
俺だけじゃない、全員殺せる程の実力を誇っていながら…

ヴィクセン「まぁいい、食事はここに置いておく、早く体力をつけるんだな」
     「妹が心配していたぞ」

!?
「貴様!!妹に何をした!」

ヴィクセン「何もしてないさ、妹が心配してると伝えただけだ」
     「では俺は行くぞ」

そういってヴィクセンは部屋から出て行った

・・・・風花

↑風花:紫電の妹、ハンターズには所属しておらず保護施設で暮らす
    ちなみに15歳という設定

見たところこの部屋はヴィクセンの部屋みたいだな
ところどころに武器があるし・・・

辺りを見れば武器のコレクション
ブラッディアート・チェインソードなどの酷い武器が多数

ん・・?写真・・・?

ふと机の上を見ると写真たてが置いてある
ベッドから降り、その写真を見る紫電

これは・・・アームズさんと・・・ヒューマー・レイキャシール?

そこに写っていたのはアームズや他の二人と肩を並べるヴィクセンの姿
こころなしか笑っているようにも見える

・・・過去アームズさんと組んでいたときの写真か
他の二人は一体・・
確か二人だけで組んでいたとか聞いたんだが

そんなことを思いつつも机に置かれたパンとおかずを食う
―――――――――――
食事を終え、部屋から出てみるとそこはパイオニア2の市街
B地区と呼ばれる所だった

ここは・・・B地区か
メディカルセンターは・・・確かこっちだったな

仲間がいると言うメディカルセンターへ向かう紫電
その途中・・・

不良っぽいハンター「おい、貴様紫電だな」

「・・?なんだお前」

不良「カミール軍曹が探してたぜ、さっさと行った方がいいんじゃないか?」

「カミール軍曹が・・・?」

そういうと不良はどこかへ行ってしまった

・・・軍曹が探してた・・か
まずいな…あの人早く行かないと口うるさいからな
仕方ない、みんななら大丈夫だろう

皆が大丈夫と思った紫電はカミール軍曹が待つハンターズギルドへと向かった
――――ハンターズギルド――――

ここに来るのも久しぶりだな・・・

辺りを見回しながら通路を進む途中、
知り合いのレンジャーやフォースと挨拶を交わす
着いたのは「カミール軍曹私室」と書かれた部屋

「ハンター紫電、入ります」

扉を開けて部屋に入ると待っていたのはカミール軍曹と一人のヒューマー

カミール「久しぶりだな、紫電」
    「お前がパイオニアを脱出したことで軍は多少慌しくなってしまったよ」

「申し訳ありません、今日は何の御用でしょうか」

カミール「今日はお前にパートナーを付けてやろうと思ってな」
    「紹介しよう、ハンターのファンタズマだ」

ファンタズマ「よろしく・・」

軽く礼をすると紫電はカミールに質問する

「何故ヴィクセンは私を殺さなかったのですか
 それに、裏切り者と呼ばれるような事をしたにもかかわらず・・・」

カミール「余計な詮索は無用だ、まずはファンタズマとメディカルセンターへ行って来い」
    「いっしょに連れてこられた仲間が居るはずだ」

「・・・わかりました」

そう言って紫電はファンタズマと部屋をでる
メディカルセンターへ向かう途中

・・・もう何が何かわからない
何が本当の事なのか、誰が真に正しいのか
カミール軍曹からパートナーとしてつけられたファンタズマ
詳細のしれない彼に質問を試みる紫電

「ファンタズマ君・・だったな、どの部隊に所属していたんだ?」

ファンタズマ「・・・黒い爪」

黒い爪・・?
聞いたこと無いな、最近出来たとこか?
「それで、どうして俺のパートナーになったんだい?」

ファンタズマ「上からの命令です、私の意志ではありません」

・・・暗い奴・・

質問してるうちにメディカルセンターへ着く紫電達

――――――― メディカルセンター ―――――――

中に入り受付に仲間の居場所を聞いた紫電は言われた場所へと向かった

――――― 待合室 ――――――

ユウ「紫電!無事だったか!!」

「ユウさん!トモさんにシンさん!それにアームズさん」

シン「・・・呼び捨てでいいよ、いつまでもそれじゃ何だし」

「わかりました」
よかった・・皆大丈夫そうだ

アームズ「紫電、傷の方はどうだ?」

「大分いいです、しかしヴィクセンは何を企んでいるんでしょう」

トモ「わからん・・・、ところで後ろの奴は誰だ?」

「あぁ、彼はファンタズマ、カミール軍曹にパートナーとして派遣させられたハンターらしい」
まだ信用できるわけじゃないがな・・・

アームズ「・・・」
    「(こいつ・・・心を閉ざしている・・・何者だ・・?)」

ファンタズマ「・・・よろしく」

ユウ「紫電君、ちょっといいかい?」

「あ、はい、なんでしょう」

ユウ「ファンタズマ君はここで待っていてくれ」

ファンタズマ「わかりました」

部屋にファンタズマを待たせ五人は部屋を出る

「なんでしょう?」

ユウ「みんなで考えたんだが…リスタ様のいない今、我々が出来る事はリスタ様の意志を継ぐ事」
  「パイオニア2総督を亡き者にする」

「ま、待ってください!」

シン「どうした?」

「ヴィクセンも言ってたじゃないですか、リスタ様の考えが間違っていると」
「別にあいつの肩をもつわけじゃないけど・・・なんか気になるんですよ」

ユウ「・・・わかった、しばらくは様子を見よう」
  「それに団体で行動していても目立つだけだ、二手に分かれよう」

アームズ「それが今できる最善の策・・か」

トモ「じゃあ、俺・ユウ・シンはAブロックへ、アームズ・紫電・ファンタズマはCブロックで
   情報を集めるとしよう」

シン「それじゃ2日後にここで落ち合おう」

そういってユウ・シン・トモの三人はAブロックへ向かった

「・・・」

アームズ「気になるか?ファンタズマの事が」

「・・ええ、彼を信用しているわけではないですから」
ああいうタイプの奴はかならず裏があるのがセオリーってもんだしな
それに・・・・・・

待合室へと戻った紫電とアームズはファンタズマを連れてCブロックへ向かう

その頃ヴィクセンは・・・

ヴィクセン「・・・というわけだ、頼んだぞ」

??「ああ、期待してまってな、きっと満足いく結果を出してやる」

ヴィクセン「俺はこれから「あいつ」の所に行かねばならない、後は任せたぞ」
     「(しかし・・何故俺はあの時紫電を助けた・・・会ったことも無い奴を・・何故)」

??「どうしたヴィクセン、考え事か?」

ヴィクセン「・・いや、なんでもない」
 
謎の人物とのやり取りを交わすヴィクセン
果たしてこの人物は誰なのか

パイオニア計画の真実を知るために別行動をとる紫電達
A・Cブロックに別れ情報を集める

Aブロック             Cブロック

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送