黒い影の正体はやはりVIKSEN
意外そうな顔でVIKSENを見るユウ・トモ・シン・ARMSの四人
そして邪魔された怒りからか憤怒の表情を浮かべるゼビア

獣の特性からか、邪魔した奴(VIKSEN)を殺そうと飛び掛るゼビア

VIKSEN「・・・・」

ゼビア「グアァァァア!!」

咆哮をあげたあと爪をVIKSENに振り下ろす
・・・が、爪はまたもや地面に刺さる

VIKSEN「・・・俺は今何をした・・・何故奴を助けた」

ユウ「・・一人ごと?」

無視されたゼビアはさらに怒りを増しVIKSENに襲い掛かる
―――――――――――――――
次の瞬間ゼビアは真っ二つになっていた
VIKSEN(以後ヴィクセン)の持っていた刀で斬られたらしい

シン「おい、大丈夫か紫電君!」

気絶する紫電に声をかけるシン
ユウ・トモはレスタをかけARMSはヴィクセンと対峙している

ARMS「・・・なんのつもりだ?死神ヴィクセン」

ヴィクセン「その名で呼ばれるのは久しぶりだな・・」
     「そういうお前こそ反乱軍に身を売るとは、なんのつもりだ
      戦術の天才ARMS」

シン「なぁ・・なんか話が見えないな・・」

ユウ「ああ、確かに」

「う・・・う〜ん・・・」

やっと目を覚ます紫電

「あ、俺・・・一体・・・」
――――――――――――――――
トモ「と、いう訳で今ARMSと話してる」

「・・・死神ヴィクセン・・・・」

ARMS「まずは何故紫電君を助けたのか、教えてもらおう」

ヴィクセン「…答える義理はないな」

そういうとヴィクセンは地面に刺さった大剣を抜いて奥へと行ってしまった
ARMSも紫電達のところへ来る

ARMS「大丈夫か?紫電君」

「ええ、知り合い・・・なんですか?」

ARMS「・・・ああ、昔な・・・・」

  ARMS(以後アームズ)とヴィクセンは昔同じハンターズグループに居た
  出会いは戦場だった
  ヴィクセンがまだ死神と呼ばれる前、VR神殿で敵に追い詰められた時
  仲間を率いて助けにきたのがアームズだった
  その後、二人はチーム「影」を結成
  戦術の天才アームズ・漆黒の死神ヴィクセンと呼ばれるようになったのは
  そのチームを結成してからのことだった

  彼らの戦跡は誰もが目を見張るほど完璧だった
  アームズが戦術を立て、ヴィクセンが敵を狩る

  誰もが予想しなかった
  このチームが解散することなど・・・
  これ以降の話はいつか番外編で書きます

アームズ「まあ行こう、ここにいても仕方ない」

立ち上がり行こうとしたその時だった

リスタ「・・・・・ぁぁ・・・・・」

ユウ「!?何だ!今の悲鳴は」

トモ「リスタ様の声だ!急げ!!」

一向はリスタの声のした方向へ向かう
長い直線を抜けて小さな部屋に出る

シン「っ!?これは・・」

「・・そんな」

そこで見たものは他の反乱軍の死体・・
壁にはおびただしい血、地面に横たわる細切れになった仲間たち
通常の人間なら発狂してもおかしくないほどの惨状だった

ユウ「なんて・・ことだ」

シン「そういえば・・リスタ様は!?」

死体を見るがその中にはリスタの姿は無い

アームズ「・・・まだ死体は新しいな、血は向こうへ続いているようだ」

指さす先には奥へと進む扉
血が扉の中へと続いている

トモ「・・・行ってみよう・・あけるぞ」

トモが扉を開けようとしたその時

リスタ「ぐぁぁぁぁぁ!!」

「!?」

トモ「リスタ様!!」

バンッ!!と勢いよく扉を開けるトモ
中にいたのは、先程紫電を助けたヴィクセンだった

アームズ「ヴィクセン!?」

まさか・・・そんな!
俺を・・助けてくれたのに・・・何故!!
何故だ!!!!

ユウ「貴様ぁぁ!!よくもリスタ様を!!!」

シン「許さん!!」

普段は冷静な二人がキレるというの尋常ではない
彼らの父とも言えるような存在であるリスタが
目の前の死神に殺されたのだから
怒り狂うユウやシン・トモを見るが何一つ言おうとしないヴィクセン

・・・何故
「何故だ!ヴィクセン!!何故リスタを!!」

ヴィクセン「・・・・・・」

トモ「答えろヴィクセン!!!」

手にフォイエの炎を抱きつつ威嚇するトモ

ヴィクセン「・・・答える必要は無いな」

トモ「!!  食らえ!!」

掛け声と共に炎が一直線にヴィクセンに向かう

ヴィクセン「・・・」

バシィ!!
手に持つ黒いフォトンの爪でフォイエを弾く

トモ「な、何!?」

ヴィクセン「・・・そんなに死にたいのか」
     「それが望みなら消してやろう!!」

さぁ、はたして5人とヴィクセンの戦いの行方は!
紫電を助け、リスタを殺したヴィクセンの目的は!

〜第7話「真実はどこに・1・2」〜

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