ユウ・ユウスケ・エルフィと出会ったリアは
ユウスケ達の持ってきた情報、「アレ」の在り処へ行くため
町を出て、東にある小さな村へ向かっていた

―――――――――――――――

う〜・・なんか変な気分・・
なんだろう・・これ
胸が苦しい・・・

三人の後ろに着いて歩くリアの表情は暗く
顔色も悪い

ユウ「・・・(アレの犠牲に・・誰かがならなければならない」

ユウスケ「(こうなるのはわかってはいたが・・・関係ない娘を巻き込むわけにも
      いかないし・・・・」

エルフィ「(後悔はしてない・・でも・・・」

いつのまにか日は落ちていた
それぞれに暗い想いを抱きつつ村へと到着

――――――――――――
そこはまだ村と呼べない状態かもしれない
例えて言うなら集落・・
あちらこちらにテントを張ってハンター達が休んでいる

ぅぅ・・・く、苦し・・っ・・・
――――――――・・・

ユウ「・・・ん」

後ろで何かが倒れたような音に気付いたユウが振り返る

ユウ「!? リア!!」

後ろには倒れてるリアがいた・・・
転んだわけでもなく、その場に伏せている
ユウスケやエルフィもそれに気付き倒れるリアに近寄る

エルフィ「ねぇ、どうしたの!リアちゃん」

ユウスケ「おい、どうしたんだ・・」

ユウ「・・・ダメだ、意識がない・・テントで休ませてもらおう」

そういうとユウはリアを持ち上げ集落へと向かう
それに続くユウスケ・エルフィ

ハンター達に事情を話し、テントの中で休ませてもらう

――――― テント内 ――――――

布がしきつめられたテント内でぐったりと横になるリア
それを心配そうに見つめる三人

ユウ「・・・」

::::::::::::::::::::::::::

――― リアの心の中 ―――――

ここ・・・どこ?
広いけど・・・どこか・・・虚しい

暗く・・寒い・・・
・・・?
何か・・光が・・・

!!

(待ッテイタ・・・)

待っていた・・?
何を・・・

(チカラ・・・カラダ・・我ガ・・)

何を・・・

(テニイレル・・・・邪魔ナモノ・・ショウキョ・・ハカイ・・ハメツ・・・)

あなたは・・・誰・・・

(ワレハ・・・虚空・・・ニシテ・・・スベテ・・・)



(記憶・・・・求・・・死・・)

・・・

:::::::::::::::::::::

ユウ「リ・・・・ア・・・・リア!」

ん・・・
ここ・・は

エルフィ「よかった・・・目を覚ました・・」

「み・・みんな」
私・・・一体・・

ユウスケ「いきなり倒れるから・・びっくりしたよ」

ユウ「リア・・よかった」

「ユウさん・・」

無事目を覚ましたリア
しかし、意識の中で聞いた声が
後に大きな災いを呼ぶなどリアには気付くはずもなかった

〜四話「地の底より来る昔」〜

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