なんか今日は調子がいいなぁ♪
昨日何があったのかわからないけど・・・
ま、いいか

相変わらず楽天的思考のリア
主人公には向いてるのかもしれないが
楽天的というのは時に罪となる・・・

ユウ「しかし遠いな・・、まだつかないのか」

エルフィ「もうすぐ・・のはずなんだけど」
    「おかしいな」

ユウスケ「(・・・何か嫌な予感がする・・・歪み・・?なのか?)」
    「なぁ・・みんな」

ユウ「どうした?ユウスケ」

ふいに声をかけたユウスケの方に視線が集中する

ユウスケ「これは俺の勘だが・・ここには何かの術がかかっている」
    「空間を歪ませてループさせているんだ」

ぇ・・ループ・・?
なんでそんなことがわかるの!?
「あ、あの・・どうしてそんなことわかるんですか?」

ユウスケ「俺は昔、空間を歪ませる事ができたんだ、今は能力を封印しているがな」
     ↑詳しくは番外編参照w

「へぇ、すごいですね」
空間を歪ませるなんて凄い能力
一体どうして封印したんだろ

ユウ「歪みか・・・、ってことはどこかに術の根源があるな」

エルフィ「根源・・・どれくらいの範囲で術がはりめぐらされているかわかる?」

ユウスケ「ちょっと待ってくれ」
    「・・・・・・・」

目を閉じると精神集中を始めるユウスケ
待つこと数十秒

ユウスケ「わかったぞ、ここを中心に半径1Kmってところだ」

「1Km!?」

エルフィ「1Kmね、・・・」

今度はエルフィが目を閉じて精神集中を始める

「・・・?」
何をする気だろ・・

待つこと数分(またかい

エルフィ「ん・・OK♪ここから東の方に術の根源の気配がする」

「ェ・・?なんでわかるの!?」

ユウ「エルフィは異常聴覚の持ち主でな、通称地獄耳と・・いててて」

言いかけたユウの耳をエルフィがひっぱる

エルフィ「誰が地獄耳よ!失礼ね」

ユウスケ「ははは、それくらいにしておけよw」
    「さ、行こうか」

そう言って術の根源のあるほうへ行こうとするユウスケ

ユウ「ユウスケ待て」

ユウスケ「?」

呼び止められ振り返るユウスケ

ユウ「そっちは西だ、東はこっちだぞ?」

相変わらずの方向音痴ぶり
慌てて東に向きを変え歩きはじめる

――――――――――――――――

術の根源にたどり着いた四人
そこにあったのは謎の器具、そしてそれに張られた護符
で、そこに寝転ぶ一人のレイマー

「・・・何?この人」
なんでこんな平原のど真ん中で寝てるの・・

平原に一人寝転がるレイマー
それが目を覚ます

レイマー「・・・ン・・・なんだお前ら」

ユウスケ「俺たちを結界に閉じ込めておいて何言ってやがる」
    「さっさとここから出せ」

レイマー「結界・・・?」
    「なんのこと・・・だ・・・・・・っっっ!?」

突然レイマーの声が事切れる
そしてその場に正面から倒れる
(所詮捨て駒か・・)
そう何かの声が聞えた

ユウ「・・・一体何が・・それに今の声・・・」

エルフィ「・・・また何かが起こってるの・・?」
    「まずは護符を取らないと」

謎の声に不審感を感じつつも結界の根源である護符をはがす
それと同時に結界はなくなった

「これで前に進めますねぇ♪」

ユウ「ああ、そうだな、行こう」

(捨て駒には捨て駒らしく散ってもらうか・・・)

また声が聞える

「またあの声が・・・」
この頭に直接響く声・・一体何なの

(さぁ、立ち上がれ)

その言葉が聞えたと同時にさきほど倒れたレイマーが立ち上がる

エルフィ「な・・何?」

レイマー「・・・・・・・・」

人形のように立つレイマーは自身の力が入っていないのか
まるで動く死体のようにリア達の方を向いている

ユウ「なんだ・・」

そしてレイマーは攻撃を始める
力が入っているとは思えない手を背中に回すと
背中にかけてある長銃を取り出す

ユウスケ「な・・なんだ!やる気か」

(シネ・・・)

頭にあの声が響く
それと同時にレイマーの銃が火を吹く

エルフィ「きゃっ・・・ちょっと危ないじゃない!!」

銃弾はエルフィの顔面の横を通り過ぎる
間違いなく・・殺しにかかってきている

(そうだ・・それでいい・・・)

声はさらに続く

(俺をコケにした罪・・・死を持って償うがいい)

ユウスケ「・・・ん、この声・・まさか!」

エルフィ「どうしたの・・?」

(二人はわかるだろう・・・俺のことが・・・)

ユウスケ「・・・メダン・・・・・・」

メダン、それは第一部で一回のみ登場した人物である(余談
その声は深く・・冷たい
まるで
地の底から呼んでいるかのように

〜五話「終わりなき復讐の意志」〜

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