―――――――― Aブロック:バザー広場 ―――――――――

Aブロックに向かったのはユウ・シン・トモの三人
人が多く集まるバザーに情報屋がいるとの噂でバザー広場へ来てみる

トモ「ここがバザーか、噂には聞いていたが案外でかいもんだな」

シン「パイオニア中の人々が集まってくるのですから、当然かと」
  「まずは情報屋とやらを探しましょう」

ユウ「ああ、そうしよう」

バザーの商品を見つつ情報屋らしき人物を探す三人
売られているものの多くはエレメント付きの武器・それに防具関連
衣服や本・雑貨品等も売られている

シン「やはり通常のバザーと同じようですね」

トモ「そうだな・・・ん?」

シン「・・?どうしましたトモさん」

トモ「あれは・・・!」

何かを見つけたトモはそれが売られている場所へと急ぐ
二人は突然走り出したトモを追う

シン「どうしましたトモさん、そんなに慌てて」

トモ「これを見ろよ!すごい数のレアだ!」

ユウ「!! これはヘブンバニッシャー!おい、これをどこで!?」

店主「あぁ、それはさっきのお客さんが売っていったものですわ」

ユウ「これ・・売ってくれ!!」
  「いくらだ?」

店主「せやな、70000メセタでどや?」

ユウ「70000!?高すぎる!」

店主「せやかてこれはかなりのレアモンでっせ、そんぐらいはしますわ」

ユウ「それでも70000は高いだろ!」

シン「(熱くなってるなユウさん・・・)」

トモ「(あいかわらず・・すげぇ迫力)」

関心(?)しながら見ていると

????「それは僕が買おうかな」

と、後ろから声がする
「なに!?」っという感じで後ろを振り向くユウ

店主「毎度!ほれ」

青髪の男も料金を渡しヘブンバニッシャーを受け取る
満足そうな顔でどこかへ行こうとする青髪の男をユウが止める

ユウ「待て!」

????「・・?何?」

ユウ「そのヘブンバニッシャー、俺に売ってくれないか!?」

????「なんで・・・って、まいいか、僕に勝ったら売ってあげるよ」

ユウ「(いいのかよ・・)
    よし、受けて立つ!」

トモ「おいおい、そんなことより情報屋を・・・」

ユウ「これは俺の戦いだ、口を出さないでくれ」

シン「無駄ですねトモさん、こうなると止まりません」

トモ「はぁ・・まったく」

その後謎の人物の提案で市街公園に行く

―――― 市街公園 ―――――

????「自己紹介がまだでしたね、僕はユウスケっていいます」

そういって上に着込んでいたマントを取る

ユウ「俺はユウ!さぁ、何で勝負する!?」

ユウスケ「(ユウ?!ラッキー、殺せって言われた奴じゃん)」
    「ハンターなら当然バトル!さ、勝負!!」

そう言うとユウスケは腰に下げる小剣を取り出す

ユウ「!?(なんだあのダガー・・)」

ユウスケの持つダガーは血でも吸っているかのように赤く通常のものとは異なる形状をしていた
ユウも腰にある護身用のバスターを抜く

ユウスケ「これは僕の愛剣ブラッドストライク、じゃ行くよ!」

言葉とともにユウに向かっていくユウスケ

ユウ「(ここはまずギバータで奴の視界をふさぐ!)」
  「せい!!」

手を前にかざすと凄まじい冷気がユウスケの前に壁を作る

ユウスケ「うわっと・・・・あうっ」

バックジャンプでギバータの冷気をかわす
が、勢い余って転んでしまう

ユウ・トモ・シン「・・・・」

転んだまま動かないユウスケを見る三人

ユウスケ「っ〜・・」
    「痛たた・・・仕方ないな、本気でいくよ!」

起き上がり掛け声とともにユウへと向かう
先ほどとは段違いのスピードで

ユウ「速い!? っく、ギゾンデ!!」

指先から稲妻を飛ばすユウ

ユウスケ「甘い!」

紙一重で横にずれかわす
間合いに入った所を見計らい一撃を加える!

キィィィン!!
が、バスターで瞬時に刃を止めるユウ

ユウスケ「へ〜、やるね♪」
    「でも、もう一本あること忘れてるね!」

ザクッ!!
もう片方のブラッドストライクでユウの腹部を斬る
瞬時に後ろへ下がりダメージを減らしたものの膝をつくユウ

ユウ「っぐ・・」
  「ギフォイエ!!」

次の攻撃を防ぐためギフォイエで壁を作りレスタで傷を癒すユウ

ユウスケ「近づけないな〜、でも僕の剣はこんなことも出来るんだよ!」

ブラッドストライクで空を斬ると血を固めて作られた水圧カッターが飛ぶ

ユウ「何!?」

ズバァ!
鈍い音とともに利き腕に傷をつけられるユウ

トモ「ユウ!!」

ユウ「大丈夫だ・・・っ」
  「(こ、こいつ・・強い)」
強敵ユウスケとヘブンバニッシャーを手に入れるために戦うユウ
強烈かつ正確な攻撃に苦戦をしいられる

ユウスケ「どうだ?俺の技は(ちょっと狙いずれたけど)」

余裕そうに笑うユウスケ、だが本心では微妙なことを・・・

トモ「おい、もういいじゃないか、諦めろよユウ」

シン「そうですよ、相手が悪すぎます」

ユウを心配し戦闘をやめるように言う二人

ユウ「いや!あのヘブンバニッシャーを手に入れる」

シン「(・・・相変わらずのようで・・)」

ユウスケ「さて、レスタで回復されても困るし、そろそろ死んでもらうよ!」

ピーッ ピーッ(呼び出し音

ユウスケ「ん?なんだ?」

突然ユウスケの持つ発信機のような物体が鳴り出す

?????「ユウスケ、急用だすぐに戻ってくれ」
     「エルフィもすぐに来る」

ユウスケ「わかりました(もうちょっとだったんだけど)」

謎の人物からの通信を終えるとユウスケはその場から去っていってしまった

ユウ「・・・」

トモ「・・・逃げた・・?」
  「お、ヘブンバニッシャー忘れていってるじゃないか」

シン「本当ですね、いっそのこともらったらどうですか?」

ユウ「・・そうだな、次に試合う時まで預かっておくか」

ヘブンバニッシャーを手に入れメディカルセンターへと向かう三人

――――― メディカルセンター ―――――――

トモ「さてっと、それじゃバザーに戻って情報屋を探すとするか!」

シン「ええ、そうしましょう・・・」
  「どうしました?ユウさん」

ユウ「・・・ちょっと考え事を」

シン「・・逃げた理由・・ですか?」

ユウ「ああ、完全に圧倒していたあの状態で・・奴は何故か逃げた」

トモ「急用でも入ったんじゃないか?」

まさにその通りだった
その一言で話を片付け再びバザー広場へと向かう

――――― バザー広場 ――――――

今度は商品に目をくれず情報屋を探し出す
そして、ついに情報屋を見つけた

情報屋「おい、なんだあんた等」

トモ「パイオニア計画の真の目的について聞きたい、何か知らないか?」

情報屋「真の目的って言っても・・・俺は知らん」
   「待てよ・・・あの人なら知ってるかも知れない」

トモ「あの人??」

情報屋「俺等の界隈じゃ有名な人でな、情報屋の大将的な存在」
   「名前を確か・・・メダン・・とかいったな」

シン「情報屋の大将・・・メダン・・」
  「わかりました、探してみます」

情報屋「ま、せいぜい頑張るんだな、メダンは確かヴィクセンって奴と行動を共にしてるって聞いたことがある」

ユウ「!?」

そういうと情報屋はどこかへ行ってしまった

トモ「ヴィクセンと共に行動・・か」
  「ってことはあいつを追えば必ず会えるわけだ!」

ユウ「そうだな、なら一時合流しよう」

三人は合流地点へ向かう事に

〜第9話「進む者 阻む者の使命」〜

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